事故を隠蔽し炎上した『レッドバロン』に電話で取材をしてみた

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車も、一定排気量以上のバイクも、安全な走行のために定期的に車検を行うわけですが、プレミアのついたバイクを有名バイク店を通して車検に出した結果、傷だらけになって返ってきたと訴えている方のブログが注目を浴びています。問題のブログは、GSX1100S Final Edition乗りであるというユーザーが開設している『菊とカタナと大和の心 ~GSX1100Sの時々日記~』。



菊とカタナと大和の心 ~GSX1100Sの時々日記~

同ブログのユーザーが車検のためにGSX1100Sを購入したバイク店へ預けたところ、「店員が車検場で転倒させてしまった(ノーヘルでの立ちごけ)」と、かなりの部分が破損した状態で戻ってきたということに端を発したこちらの問題ですが、その後、ユーザーが改めて自動車検査場へ状況確認の電話を入れたところ、実は「店員が(車検場で)ノーヘルで走行中に転倒、滑走してトラックと接触」という、全く異なる状況だったことが発覚。

2月16日に更新されたブログ「経緯その2」では、10年以上前のバイクであることからパーツの入手が困難となっており、修理対応が難しくなっていること。更に、レアなバイクであると認めていながらも、「購入された時の金額を払い戻しする」といった妥協案の提示や「不服の際は弁護士を通して話をしたい」と言われたことなどが報告され、この話を知った多くの人が注目するという状況になっています。

ブログ内では、ユーザー自身が「私、何か悪いことしましたっけ??」とかいている通り、取りようによってはこちらに非があるかのように感じられるびっくりな内容が満載なのですが、問題となっているお店は、「楽しいバイクライフに欠かせない点検・整備、万が一のアクシデントに必要な修理に対応するための万全のアフターサービス体制があります。(公式サイトより引用)」とうたっている、大手オートバイ販売チェーンストア レッドバロンの系列店。

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しかし、このブログの内容を信じるならば、どう見ても万全のアフターサービスとは思えません。
既にこのブログの内容はネット上で広く拡散されており、見た人からは

・同チェーンは店舗及び店員によりサービスに差がありすぎる。
・私の友人もこの系列のお店で購入したバイクで数々のトラブルがあった。
・優先すべきことを整理し弁護士さんと交渉にあたられるのが懸命。
・壊した人間または会社に損害賠償請求をしてもらっては?
・今後の展開次第では今後購入するバイクは他店で買うつもりです。
・自分もバロンで買ったんですが、二度と利用しないことにします。
・ただのバイクではない、プレミアムだぞ。

といった、同ブログのユーザーを励ますものからバイク店に見切りをつけるものなど、多くのコメントが寄せられています。

今回の件に関してレッドバロン側に電話をしてみたところ、こちらのトラブルが発生しているという事実を認めた上で「社員教育として入社時に車検場で乗車しないことを徹底して指導しているが、こんな事故が起きてしまったことは申し訳なくおもっている。」との回答が返ってきました。

 また、こういったトラブル時の対応については「トラブル等があった場合は過不足なく対応することを徹底している」のだそうですが、今回の件については「いくつかの案をご提案しているが、ユーザー様に対してこちらの意図が正確に伝わっていないように思われる」とも話していました。

バイクにかぎらず、他の乗り物についても、ユーザーの想いというのは単純な市場価値では測れないものがあり、それがプレミア性の強いものであれば、尚更のこと簡単に割り切れるものではありません。レッドバロン側では「あくまでトラブル対応はお客様と店とのやり取りになる」とは言っていましたが、間に人を挟むことで問題が拗れるのはよくあること。

ここまで拗れてしまっては、やはり本部が直接やり取りをするのがベストなのではと思うのですが…。とにかくGSX1100Sができるだけ元の姿に戻れることを願って、今後も見守りたいと思います。

(ライター:Yohko Kitashima)